25日の日記
25 1 月 2009
◆加湿器をチェンジ
実は私はここ数年、加湿器に関して疑問がありました。というのは家電品店の加湿器コーナーを見ても、最近はなぜか、加熱式の加湿器がそのほとんどを占めています。加湿器には大きく分けて、「加熱式」と「超音波式」があります。
東京の冬はとても乾燥しますので、加湿器は欠かせないと思います。当院でも加湿器を使ってきました。しかし、診察室の中には加湿器を2台置いてあるのですが、湿度の低い日などは、湿度計はピクリともしません。
また、これからインフルエンザの患者さんの増加が予想されるわけですが、インフルエンザなどのウイルスは湿気にとても弱く、口から口へのいわゆる飛沫感染と呼ばれる経路では、湿度に反比例するかのように、ウイルスの感染能力は急速に衰えます。毎年経験することなのですが、晴れた日が続いた後、雨が降ったりすると、インフルエンザの患者さんが急減します。それはウイルスが、雨によって落とされてしまうのみならず、湿度の高い中では感染できなくなるからです。
しかし、どうしたものか「超音波式」のものは最近見かけなくなりました。これは私の推測なのですが、ひと昔前に24時間風呂という、いつでも風呂の温度を保てる器具がもてはやされたことがありました。ところがその後、こうした器具を使うと、浴槽にレジオネラなど肺炎を起こすバクテリアが増殖するということがわかり、24時間風呂は急速に市場からなくなっていったと思います。
この反省があるのかどうか知りませんが、加湿器も超音波式のものがそうした理由で消えていったのではないでしょうか。加熱式であれば一旦沸騰させて、いわば湯気で加湿させるわけですから、バイ菌などの増殖の心配などもないというわけです。
超音波式の加湿器もこまめにタンクの水を代えれば、雑菌が増殖する可能性は少なく、さらに音が静かです。なによりもパワーがぜんぜん違います。ようやく当院でも超音波式の加湿器を設置しましたので、これから湿度計がどんな反応をするのか、楽しみではあります。
(写真は がんばってるゾウ)

