2日の日記
02 4 月 2009
乳ガン・子宮ガンのチェックは大切!
当院に不妊の相談にみえられる女性に、子どもに関すること以外で、必ずアドバイ
スしていることがあります。それは、女性が30歳近くになったら、「必ず年に1回
子宮ガン検診と乳ガン検診を受けなさい」ということです。
子宮ガンは大きく子宮頸ガンと子宮体ガンに分けることができるのですが、子宮頸
ガン発症の若年化と、子宮体ガンの増加が問題となっています。
子宮頸ガンは、パピローマ・ウィルスという病原体が、このガンの発症に関わって
いることが知られています。子宮頸ガンは、住民検診などの項目に含まれていること
が多いのですが、子宮体ガンは、自分から婦人科へ出向いて希望しないと、検査して
もらえません。このことは、よく覚えておいてください。
また、乳ガンの近年の増加も非常に大きな問題となってきています。これに関して
は、厚生労働省が中心となって”ピンクリボン運動”を展開しており、ご存知の方も
多いと思います。
欧米人の乳ガンは、加齢とともに直線的に増加していくのに対して、日本人の乳ガ
ンの特徴は、30代後半から40代初めに、1つの大きなピークがあるということで
す。すなわち、”生殖可能年齢と、乳ガンの好発年齢が重なる”ということです。
乳ガン検査に関して注意すべきことは、触診による乳ガンチェックは、あまり意味
がないということです。近年マンモグラフィーによる乳ガンチェックが注目されてい
ますが、一般に女性が、40歳以上であればマンモグラフィーによる発見率が高く、
30代までの乳ガンは、超音波による検査の方が、発見率が高いのです。
当院では、数年前に写真の最新の超音波診断装置を導入し、これによって乳ガンの
検査をおこなえるようになりました。女性は30歳近くになったら、”年に1度、乳
ガンと子宮ガンのチェックを受ける”ということを覚えておいてください。

