松川町の保健師さん
29 5 月 2009
5月16日に「こまえクリニック開院10周年の集い」を行ったことを、
このブログで先日報告しました。
大勢の来場者の中に、昨年の3月、私が講演に出向いた、
長野県松川町の保健師さんの姿がありました。
彼女は挨拶の中で、松川町で毎年発行する母子手帳の数は、
80〜90冊程度だったのですが、平成20年度は、
はじめて100冊を超えましたと報告されました。
私はこの話しを聞いて、直接その土地に足を運んで、
人々に話かけることの大切さも実感しました。
保健師さんが、かつて私に述べた
「小さな声を事業に変えていくのも行政の役目だと思う」
という言葉が脳裏によみがえってきました。
私は医師ですから、医療を通して人々とコミュニケーションを
取ることが基本だと思っています。
しかし、本を通して思いを伝え、また直接人々に話かけることも大切なのだと
再認識させられました。
私が本の中で述べ、そして講演会でお話することは、
常日頃「不妊ルーム」で相談に来られる方との経験がもとになっています。
こうした中で、私が大切と感じること、印象に残ったことを、人々に伝えるのも、
大切なミッションだと思うのです。
そしてその経験をまた、「不妊ルーム」でのカウンセリングに生かしている
つもりです。
松川町の母子手帳の数が増えたことも嬉しいのですが、
3月、4月は、「不妊ルーム」で12名もの方が、それぞれ妊娠されました。
5月は苦戦するだろうと予想していたのですが、その予想に反して、
4月を上回るペースで妊娠が出ています。昨年から始めた新しい取り組みの成果が、
現れてきているのかもしれません。
5月の妊娠については、このブログで後日報告したいと思います。
もし、あなたがこどもを持ちたいのに授かれない、不妊治療で迷子になってしまった、
不妊治療が大きなストレスになってきた、などという思いがあれば、難しく考えずに、
「不妊ルーム」のドアをノックしてみてください。
有益なお話は必ずできると思います。
私が「不妊ルーム」で行えることは、たくさんあると思う今日この頃です。



