先週の妊娠から

先週はうれしいことに、3名の方が妊娠されました。その中のNさん(39歳)が、
とても印象的です。

彼女は今年の2月から、「不妊ルーム」でフォローアップをおこなってきました。3
9歳でしたが、これまで不妊治療歴がなく、当院でのフォローアップを希望されたの
です。まず、基本的なホルモンチェックおよび、ご主人の検査をおこないました。そ
の結果、彼女は年齢相応に、生理期間中のFSHの値が少し高めだったので、漢方薬に
よる治療を開始しました。それから、子宮卵管造影検査を行ったところ、異常が認め
られませんでしたので、引き続き「不妊ルーム」でのフォローアップを希望されまし
た。

最近の私の考え方なのですが、女性の年齢が35歳以上で、一人目不妊で、かつ、女
性の方も仕事を持っていた場合、人工授精をスルーして、体外受精へのジャンプアッ
プをすすめるというケースが多いのです。Nさんもそれに該当する方でしたので、こ
うしたお話もしていました。しばらくして、Nさんもご主人と話し合い、高度生殖医
療も視野に入れているので、近々信頼できる医療機関を紹介して欲しいという意思を
述べられました。

これも、よくあることなのですが、そうした医療機関に紹介状を書こうと思った矢先
に妊娠する。まさにNさんはそういうケースでした。こうしたことがしばしば起きる
のは、「体外受精をやってみよう」と決心すると、ある種の開き直りの気持ちになり、
それが良い結果をもたらす、ということなのだろうと私は思っています。

さらに、彼女の血中DHEAの値を測定したところ、低いことが判明しましたので、漢方
薬に加えて、DHEAのサプリを服用してもらっていました。このブログでも述べてきま
したが、DHEAというサプリは、女性の年齢が高い方に用いることが多いのです。そし
て、「不妊ルーム」でDHEAを使用するようになってから、大幅にというわけにはいき
ませんが、37歳以上の方で、妊娠に至るというケースは着実に増えてきました。

結局のところ、Nさんに何がよかったのかといえば、これらのことが、相乗的によかっ
たのだろうと私は思っています。

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