メールから 21/Nov
21 11 月 2009
昨年、青森県から「不妊ルーム」のIVFカウンセリングに来られた方に、東京での体
外受精も選択肢というアドバイスをしたことがありました。その方は、実際に東京の
医療機関で体外受精をおこない、先日お母さんになりました。
メールの方は、北海道の方ですが、袋小路の状態で相談に見えました。
なんとか力になりたいと思っています。
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先生こんにちは。こちらは、朝、はらはらと雪がまっていましたが、やがてやみまし
た。寒い冬空です。
放生先生、お忙しいのに度々メールして申し訳ありません。先生にお会いしたのが、
2週間前というのに何だか随分昔のようです。私も少し頭の整理がつきました。
不妊治療を始めて、なかなか出ない結果や、いつまで続くのか分からない治療に心が
ぐちゃぐちゃになっていた時、立ち寄った本屋さんで見つけたのが「新・妊娠レッス
ン」でした。他にも不妊治療の本は並んでいたのですが、何かを感じて購入しました。
その日から何度も何度も何度もこの本を読み返しました。そして、自分が受けている
治療に疑問・不安・恐怖さえ感じたのです。同時に応援されているような気持ちにも
なりました。
私は、通院しているクリニックの医師に、注射はせず、そして、半年間服用を続けた
クロミッドは、お休みをして人工授精を続けたいと申し出ました。(勇気を出して・・
・)すると、とても分厚い学会資料を机の上によいしょと広げられると、hMG・hCGの
有効性と、人工授精は14回目まで有効であるというお話をされました。その時は、
納得して帰宅しましたが、やはり私が続けたい治療ではない!と思い直しました。
1週間後、医師にその事を申し出ました。すると、あっさり了解されました。今年の
8月のことです。その頃から、医師とのコミュニケーションが、今まで以上にとれな
くなり、また、卵胞もなかなか大きくならず、注射をすすめられました。私はただた
だ迷うばかりでした。そして、「放生先生に会いたい!」という気持ちが日に日に強
くなりました。夫も「行こう!」と言ってくれて、思い切って東京まで行く決心がつ
いたのでした。
カウンセリングの予約に関するメールを送ると、クリニックから本当にお電話がきま
した。私は、事務の方か看護師さんから電話が来ると思っていたので、放生先生ご本
人だと分かると、軽く息が止まりました(笑)。それだけでありがたい気持ちになっ
たことを覚えています。そして、実際にお会いして放生先生のパワフルさに圧倒され
ながらも、貴重な時間を過ごすことができました。帰り道、私の手元には、「体外受
精レッスン」がありました。
私は北海道に帰ってきてから、友人(不妊治療をしている)に、放生先生とのカウン
セリングや先生の著書について話をしました。彼女はとても興味深く耳を傾けていま
した。そして、彼女が言ったのです。「・・・でも、ストレートに東京での治療を進
められて良かったんじゃない?」
東京・・・冬の北海道から飛行機で・・・お金は・・・仕事は・・・困難なことをあ
げればキリがないのです。もし、先生が「お金もかかりますよね。来るだけでも大変
だし、仕事も・・・」と言われていたら、私は東京での受診をこんなに自然に決心で
きませんでした。
信頼できる先生の的確な一言一言に勇気付けられ、私は不妊治療に対する気持ちが変
わりました。色で例えるなら暗い海の底のような色。それが今は、何故か黄色。放生
先生、ありがとうございました。この先、どんな道のりが待っているか分かりません
が、今の気持ちは穏やかです。(なみなみと紅茶の入ったカップをジュータンにたた
きつけて、泣いていた頃が懐かしいくらい…)
○月○日に、こまえクリニックにお伺い致します。羽田に着いたら、そちらに向かい
ます。でも、午前の診療には間に合わないと思いますので、午後の診療時間に伺わせ
ていただきたいと思っておりますが… ○日に●●クリニックへ行く予定です。
先生はご多忙なので、メールは簡潔にと、いつも思っていたのですが、今日は長々と
すみませんでした。今月末、子宮がん検診を受けます。
北海道 ○子
