ブログの更新がおくれまして、もうしわけありません。このブログでもお伝えしたよ
うに、現在新しい本を執筆中です。実は先週、世の中が三連休の間、私は京都の常宿
にこもって執筆を進めておりました。
今回編集者からの依頼で挑戦しているのは、これまでの実用書と違い、読みものの形
をとった本です。私にとってまったく新しい試みでもあり、頭を悩ませる日々でもあ
ります。
紆余曲折もあると思いますが?様方には気を長くしてお待ち頂ければ幸いです。京
都で行ってきた仕事の整理もようやく一区切りがつきましたので、これからはもう少
しこまめなブログの更新ができるものと思います。とり急ぎ近況を報告させていただ
きました。
感想、ご声援は、「不妊ルーム」HPからお願いします。
「不妊ルーム」HPへ
「不妊ルーム」を開設して10年になりました。今日まで続けてこれたのは、多くの
女性からの「妊娠しました」「産まれました」という声に支えられたからだと思いま
す。もちろんハッピーなことばかりではなく、凹んでしまうこともあります。そして
「不妊ルーム」へ通院されている方から届く、次のようなメールに本当に励まされて
います。
________
先生、いつもお世話になっています。
○月から通わせて頂いています。
診察には1人で行くのですが、自宅から狛江駅までは主人に来てもらってます。
診察の間は主人は駅の本屋さんやコンビニで待っています。
落ち込み考えてしまう私とは違い、「狛江駅ってなかなか盛えているよ‐TSUTAYAも
あるんだ」と私に話してきます。そんな主人に助けられています。
診察の帰りは決まって駅の箱根そばでかき揚げそばを食べて帰ります。
狛江駅の箱根そばのお店はキレイですね。先生は食べたことありますか?
落ち込んだり、希望が持てなくなって泣いてしまう日々を過ごしても、先生に会うと
「大丈夫かも…」と思えるから不思議です。
先生の言葉で、すぐ元気になれます。
この前、診察室で順番を待っていたら、おそらく初めてのカウンセリングをした方が
ファイル片手に出て来ました。
とても安心したホッとした少し笑みも浮かべていました。
その表情が印象的でした。
先生と話すとみんな安心するんだな…と思いました。
そして日曜も診察している事、患者さんのことを考えて下さっているんだなぁと思い
ます。今は平日自由になりますが、仕事をしていた時には幼稚園教諭だったので、平
日に有給休暇などとれず土日しか病院に行けませんでした。
お医者さんは平気で検査結果は平日のいつ来れるか聞いてきます。
中には結果を聞きに行かずになってしまった事もありました。
でもその分、先生はお忙しいんですよね…どうぞお身体ご自愛下さい。
長くなってしまってすみません。
ずっとメールをしたいと思っていたのですが、こちらアドレスに送っていいのかと、
迷っていました。
違っていたらすみません。
いつもありがとうございます。
○井
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「不妊ルーム」で漢方薬を使い始めてから、10年あまりの歳月が流れました。そして
漢方薬は今日まで、「不妊ルーム」での1,155名の妊娠(2010年3月15日現在)
に大きな貢献をしています。そして私は漢方薬というのは、つくづく不思議な薬だと
最近思います。
例えば、不妊診療の現場で「当帰芍薬散」という漢方薬が頻用されます。私も「当帰
芍薬散」をよく使います。ところが同じ「当帰芍薬散」という漢方薬でも、A社とB社
では漢方薬の構成成分が異なっています。もちろん味も違います。メーカーによって
構成成分が違うことについて、製薬会社のMRの方に訊ねたところ、よりどころとする
中国の文献の違いによるという説明を受けました。
さらに言うと、メーカーが違うと、患者さんの効果も実際に違うという印象を私は強
く持っています。このようなことがおきるのは、どの産地の生薬を使用するのか、ど
のような製法でフリーズドライ化するのかなど、いろいろなことがメーカー間で違っ
ているからでしょう。
また同じメーカーの、同じ名前の漢方薬でも、処方した時期によって味が違っている
という指摘を、「不妊ルーム」へ通院されている複数の女性から受けたことがありま
した。この話は私の著書『妊娠力』のコラムに書きました。そしてその答えは、ある
生薬の収穫時期の違いによるという説明を、メーカーの方から受けました。
私は漢方薬を使い始めた当初、メーカー選びにも慎重のうえにも慎重を期しました。
現在私が主に使っている漢方薬は、医師が保険適用で使う漢方薬としては、シェアの
小さなメーカーのものです。しかし、そのメーカーのMRの方が言うには、「当社は医
療用からではなく、漢方薬専門店に薬草を仕入れることからスタートした会社です」
とのことでした。
現在もこのメーカーの漢方薬で多くの方が妊娠しているわけですが、何が奏功してい
るのか、本当のところ私にもうまく説明ができないのです。やはり漢方薬というのは、
不思議な薬なのでしょう。
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漢方薬の健康保険適用の継続が正式に決まり、私も胸をなでおろしています。それに
してもあの「仕分け作業」で、「漢方薬を保険適用から除外する」という決定がされ
るやいなや、あっという間に、反対の署名が100万通近くになったのには驚きまし
た。保険適用の継続の決定には、あまり決断力が無いと言われている鳩山首相の意向
が強くはたらいたそうです。
もう一方の排卵日検査薬なのですが、状況が少しでも改善しないかと願っているとこ
ろです。昨年、薬事法の改正により、それまでドラッグストアなどで容易に買えた排
卵日検査薬が、薬剤師が常駐する薬局においてのみしか購入できなくなりました。ま
た、実際に排卵日検査薬を購入された方の話によると、購入時に名前や連絡先などを
伝えなければならないそうです。これでは購入しようにも、気が滅入ってしまうとい
うものです。
私はまったく製造工程が同じ妊娠検査薬が、現在どこのドラッグストアでも買え、一
方の排卵日検査薬がこうした状況になったことに、大きな疑問を感じました。そして、
朝日新聞の「私の視点」(2009年9月26日、朝刊)に私の考えが掲載されたわ
けですが、そんなに反響はありませんでした。
ところが、しばらく経って、共同通信の記者がその記事を読んで共鳴したということ
で、2月13日に取材を受け、その記事が先日全国の地方紙に向けて配信されました。
そして、3月6日の「徳島新聞」夕刊に最初の掲載があったとのことです。今後この
問題を、地方新聞が順次掲載してくれるものと期待しています。
一人でも多くの方々に排卵日検査薬の問題について関心を持っていただき、現状が改
善されるようにと祈っています。私は排卵日検査薬は、少子化対策の有効なツールだ
と信じてやまないのです。
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2月は14名の妊娠が出たことは、このブログで先日お伝えしました。少しうれしい
ので、その内容をクローズアップしてみました。そして、何よりも驚いたことは、妊
娠された14名のうち12名の方が、妊娠反応陽性時に漢方薬を服用していたという
ことです。
さらに14名のうちの7名、すなわち半数が、漢方薬服用のみによる妊娠でした。こ
うしたことをしばしば経験している私には、「漢方薬が効かない」とは、とうてい考
えられないのです。
2月に妊娠された方には、体外受精経験者や人工授精を経験された方もおられます。
これまでの経験から、35歳以上の女性に、漢方薬が有効なケースが多いという印象
を持っています。また、14名のうちの7名の方は、「不妊ルーム」を訪問される前
に、不妊治療を経験されていました。
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