ドリームアゲインのHさん
01 4 月 2010
2月は14名もの妊娠が出たので、3月はどうなってしまうのかと、少し心配してお
りました。そして、7名の妊娠が出てほっとしているところです。その中で ”ドリー
ムアゲイン ”となったHさんは、印象に残る人です。それは一人目と二人目の妊娠
に、あまりにもコントラストがあるからです。
Hさんが今から2年半ほど前、33歳で「不妊ルーム」に来院した時は、心身ともに
疲れ切った様子でした。というのも、彼女はある大学病院で、いわゆるステップアッ
プによる不妊治療を行い、タイミング法のあと人工授精を10回おこなっても妊娠に
至らず、体外受精にエントリーしました。体外受精を数回おこなってみたものの、移
植に至ったのは一回のみで、排卵誘発の結果、卵巣過剰刺激症候群を併発し、そのま
ま入院ということもありました。
ですから私は、「不妊ルーム」訪問時に、彼女になによりもステップダウンをすすめ、
心身ともども、特に卵巣を休めましょうとアドバイスしました。そして、当院では漢
方薬による治療から開始し、そのあと排卵誘発剤を使用しました。そして子宮卵管造
影検査を行ったその周期に、妊娠反応陽性とな?のです。通院開始から約7ヶ月後
のことでした。
そのHさんが二人目を希望して、「不妊ルーム」にその時のお子さんを連れて来院さ
れました。私は ”ドリームアゲイン ”を期待している女性に対しては、年齢や身
体状況の変化、時間経過もありますから、検査をおこなってからのことですが、一度
目の妊娠反応が出た時と同じことをおこなうことで、 ”ドリームアゲイン ”を呼
び込みやすいと考えています。ですから、Hさんに対しても、最初漢方薬からスター
トし、そして排卵誘発剤を使用しようと考えていたのです。が、しかし、彼女に漢方
薬を服用してもらったところ、その周期に「妊娠」となったのです。彼女が二人目を
希望して当院にみえてから31日目のことでした。
一人目の妊娠に至るあまりにも長い道のり、そしてあまりにあっけなく妊娠に至った
二人目、やはり「妊娠」は、神秘的なものだとつくづく思います。
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