体外受精の医療費に大きな変化
30 10 月 2011
最近、IVFカウンセリングを希望されて来院される方が増加しています。ブログにアップした「Vではなく、なぜYなのか?」に関係する話ですが、こうして相談にみえる方は、体外受精を経験されている方が多いのです。
私は前々から思っているのですが、IVFカウンセリングに来られるのであれば、Yの字の分岐の前、すなわち体外受精にエントリーする前に来て欲しいと、痛切に感じます。なぜなら医療費、妊娠率、そして体外受精の方法は、医療機関によって、ばらばらだからです。そしてここ数年、体外受精の医療費に、大きな変化が現れています。
これまでは、体外受精というと、一括して40万~60万円を支払うというのが当たり前の医療でした。こうしたやり方では、この治療を受けるカップルの負担は、本当に大きなものになります。ところが最近になって、「成功報酬制度」「成果報酬制度」といって、体外受精のステップを3~5つに分けて、それぞれのプロセスに課金するする医療機関が、少しずつではありますが増えてきました。こうしたシステムのもとで体外受精をおこなえば、それぞれの段階での課金となりますから、治療を受けるカップルの経済的負担も段階的になり、また納得もできると思います。
体外受精は、妊娠率が25%に満たない、そして医療機関選びがすべてを決めてしまう、ギャンブルに近い医療だと思います。幸いなことに、私はこれまでに6、200名以上の方の不妊相談を受けており、その経験から体外受精に関する医療機関マップがあります。体外受精を受けるのであれば、「エントリーする前にセカンドオピニオンを求める」、そうしたことが当たり前になって欲しいと切に思います。
「不妊ルーム」のIVFカウンセリングが、ささやかながらも、そうした場でありたいと願っています。
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